メンテナンスってどんなことをするの?
徳力公団駅から徒歩7分、志井駅から徒歩8分にあるまつだミリー歯科の院長です。
一言で『歯のメインテナンス』といっても、具体的にどのような流れなのか?今までメンテナンスを受けてこられた方は分かると思いますが、今までメンテナンスを受けたことがない方はどんなことをするかわかりませんよね。そこで今回はメンテナンスはどういったことをするのかをお伝えしていきます。
問診
初めての方も継続してきていただいている方も、日々の生活の中で環境や体調が変化していきます。
その日の体調や前回からのお口の中の変化を聞き取りさせていただきます。例えば「歯茎が腫れた・親知らずが腫れた」という方の場合、学校や仕事が忙しかったり、季節の変わり目だったり免疫力が弱まる時にも起こります。また
飲んでいるお薬が変化することもお口の中に影響を及ぼします。例えば高血圧の薬の中には歯茎が腫れてくるような副作用が出るお薬もあります。他にも唾液の量が減少するような副作用を持つ抗精神病薬などもあります。場合によってはお医者さんに相談してお薬の種類を変更してもらうことを相談することもありますので服薬の変化があった場合や環境の変化があった場合は教えて下さいね。
レントゲン撮影
虫歯や歯周病の進行具合に応じて、定期的にレントゲン撮影をお勧めしています。レントゲンは、肉眼では確認できない部分を診査するため、口腔内の状態をより詳しく診断できます。
パノラマレントゲンという顎全体を撮影する大きなレントゲン写真では、歯や歯を支えている骨の状態、顎関節の様子が確認でき、親知らずや噛み合わせの力加減なども把握しやすくなります。また、お子様の場合、まだ生えていない永久歯や、過剰歯の有無も確認できることがあります。年に1回程度撮影することが多いです。
一方で、小さいデンタルレントゲンというレントゲン写真は、各歯の詳細な状態を確認するために用いられます。虫歯の進行具合、詰め物と歯の隙間、根の状態や、膿の有無などを調べることができ、特に経過観察中の虫歯や、細かい病変の確認に役立ちます。こちらのレントゲンはメンテナンスの時の口腔内の状況によって適宜撮影するようにしています。
心配な放射線被曝に対してですが、我々は日々の生活の中でも、大気や食べ物などから自然放射線により年間約1.5ミリシーベルトを被曝しています。
放射線被曝に関してですが当院で使用されているデジタルでの撮影では小さいお写真も大きいお写真も1枚あたり約0.005ミリシーベルトの被曝があります。これはどのくらいの被ばく線量かというと、日々の生活の中でも、私たちは大気や食べ物などから自然放射線により年間約1.5ミリシーベルトを被曝しています。この自然放射線の1/300程度です。もちろんごく微量ではありますが被曝するということを考え、レントゲンを撮影することで得られる利益が上回ると考えられる場合は撮影をさせていただいておりますが、不安な方は遠慮なくお申し出ください。
口腔内チェック
虫歯ができてないか、歯茎に炎症はないか、など前回までの口腔内と比較してチェックをしていきます。
歯周病検査
現在の歯周病の進行程度を調べるための検査です。歯と歯茎の間には「歯肉溝」という溝があり、通常は1~3mm程度です。しかし、炎症が進行すると歯と歯茎の結合が壊れ、この溝が深くなり「歯周ポケット」となります。この溝の深さを測ることで現在の歯周病の状況を調べます。深さを測るだけでなく測定時に出血があるかどうか、歯の揺れなどもチェックします。歯を支える骨(歯槽骨)が減ったり、歯軋りなどの習癖があると歯が揺れ、骨がさらに吸収される原因となります。この場合、歯を固定したり、噛み合わせの調整が必要です。
日々の歯磨きチェック
歯周病の治療ではご自宅での歯磨きも重要です。そこで当院では磨き残しがどこにあるかを患者さんにも一緒に確認してもらうため磨き残しが赤く染まる液を使用し、磨きづらい部分を視覚的にわかりやすくしていきます。衛生士による歯磨き指導を行うことで自宅でのケアに対するモチベーションアップにもつながります。
お口の中から歯石の原因となる歯垢(プラーク)をなくすというゴールは同じなんですが、歯並びが良い人悪い人、器用な人・不器用な人、舌や頬の力が強い人、入れ歯を使用しているかどうか、など患者さん一人一人状況は違いますので歯磨き指導の方法も千差万別です。ぜひ歯科衛生士による歯磨き指導を受けて自分のお口の中をきれいに保つ磨き方を習得しましょう。
歯石取り
どんなにしっかり磨いていても磨ききれない部分があります。そういった歯ブラシで落としきれなかった歯垢(プラーク)は、2日ほどで石灰化が始まり、およそ2週間で歯石になります。歯石になると歯ブラシでの除去は難しくなるので、歯科医院での除去が必要です。
歯石は歯周病菌の温床になりやすく歯周病が進行しやすくなります。さらに、口臭の原因となるので歯石取りを行いましょう。
ポリッシング
専用の器具を使用して、ふだんの歯磨きで落としきれない歯垢(プラーク)や着色を除去します。
ポリッシングを行うことで歯の表面のざらつきがなくなり歯垢(プラーク)が付きにくくなります。
フッ素塗布
仕上げに高濃度のフッ素を塗布します。
フッ素はむし歯の原因菌の働きを弱め、歯の再石灰化を促進し、歯の表面を強化してむし歯になりにくくする働きがあります。歯科医院で使用するフッ素濃度は自宅で使える高濃度フッ素入り歯磨剤(フッ素の濃度が1450ppm)よりもはるかに高い9000ppmとなっており、定期的な塗布によるう蝕予防効果が認められています。
虫歯になりかけている歯や、歯茎がさがり歯の根っこが見えている部分には特に効果的です。
メインテナンスでは、普段ご自身で頑張っても行き届かない部分を定期的にケアさせていただくことで、健康な状態を維持していけるようにしていきます。歯周病の進行具合は患者さんによって違います。歯周病が進みやすい方、重度の歯周病だったけど治療で改善した方、また糖尿病がある方などはメンテナンスの間隔を短くすることで歯周病の再発を防ぐことができます。またご高齢の方でなかなか磨けない方や小さなお子さんで歯磨きがまだ上手にできない子も間隔を短くしてメンテナンスを行うことがあります。
それぞれの患者さんに合った期間で、定期的なケアを是非受けていただければと思います。
まつだミリー歯科でも定期的なメンテナンスを行っていますのでお気軽にご相談ください。
まつだミリー歯科 院長 松田
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