歯磨き指導と歯石取りで歯茎の腫れが改善した症例
徳力公団駅から徒歩7分、志井駅から徒歩8分にあるまつだミリー歯科の院長の松田です。
今回は歯磨き指導と歯石取りで歯茎の腫れが改善した治療例をご紹介しますね。
患者さんは検診で歯茎の腫れがあるとの指摘を受けたとのことで来院されました。
お口の中を診察させてもらったところ全体的に歯石と歯垢(磨き残し)がついている状態で歯茎も赤く腫れていました。
患者さんに歯茎の腫れの原因は歯垢と歯石の中にいる歯周病菌であることを説明をしました。
もちろん私たちが歯石をとって、クリーニングで歯垢もとってしまえば一時的には歯茎の腫れは改善するとは思いますが、歯茎が腫れている原因と自宅でできる清掃方法をきちんとお伝えしないとまたすぐに腫れてしまいます。歯茎が腫れるといった歯周病の治療で一番大切なのは自宅でのホームケアなのでその重要性をしっかりと伝えるようにしています。
歯科衛生士から歯周病の原因と治療方法を説明して、まずは歯磨き指導から行いました。
お口の中のどこから磨くのか、歯ブラシはどのくらいの大きさのものを使っているのか、歯ブラシをどのように使っているのかなどを患者さんから確認して、その後患者さんと一緒にどうやって磨けば歯垢が取りやすいのか、どのくらいの力で磨くのがいいのかなどを患者さんに合わせて細かく指導させてもらいます。
その日は歯垢をとった後に歯茎よりも上について目に見える部分の歯石をとって終了しました。
その後1週間後に来院された時のお口の中の写真です。
まだ完全には歯茎の腫れは取れていませんが初診時に比べてとても腫れが改善しており、患者さんもその改善を認識していました。よくなっていることが確認できると患者さんのモチベーションも上がりますのでさらに歯磨き指導を受け入れてもらいやすくなりますし、歯石とりも効果的に行うことができます。
さらに1週間後に来院された時のお口の中の写真です。
さらに赤みは減っています。ここからは歯茎の中にある歯石をとっていかないとなかなか歯茎の腫れは改善しません。患者さんにもそのことを伝えて歯肉縁下歯石(歯茎の中にある歯石)を除去するようにしていきます。
このような流れで歯周病の治療を行うようにしています。
歯磨きなんかで歯周病が治るのか疑問に思われる方はいるか思いますが、どんなに歯科医院で歯石をきれいにとってもらっても歯磨きの方法が悪く磨き残しがあると、そこからプラーク(歯垢)というネバネバしたバイオフィルム(排水溝の中の汚れと同じ細菌の塊)ができてそこに歯石がすぐについきてしまします。私たち歯科医院で行うクリーニングと患者さん自身が行う歯磨きは大きな目的は同じですが役割が違います。このことをしっかりと患者さんにもお伝えして患者さんと一緒になって患者さんのお口の健康を守るサポートを行うことを心がけています。
まつだミリー歯科では歯科衛生士が常駐しており歯磨き指導からしっかりと行うようにしています。歯茎の腫れなどでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
まつだミリー歯科 院長 松田
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