違和感がある歯の治療
徳力公団駅から徒歩7分、志井駅から徒歩8分にあるまつだミリー歯科の院長です。
本日治療した虫歯治療について説明しますね。
患者さんは左上の歯が黒くなっていて違和感があると言われていました。
お口の中を診査したところ確かに左上の第二小臼歯の被せ物の中が少しすけるような感じで黒くなっていました。詳しく調べるためにレントゲンを撮影して確認を行いました。
こちらが撮影したレントゲン写真です。
矢印の部分には虫歯の治療で使う金属の土台が入っており、これが黒くすけて見えていたようです。
このように土台の色がすけてしまうことはありますがそのこと自体は問題ではありません。その土台の周りの透けている部分が虫歯になっていました。また隣の歯にも詰め物との間に隙間ができておりそこから虫歯になっていました。患者さんにレントゲンの説明と治療方法を説明をし、納得をしてもらってから治療に入りました。
プラスチックの被せ物を外すと土台の周りにセメントがかなりはみ出しており歯肉に炎症がある状態でした。
その後土台も外して中の虫歯の状況を確認するためにカリエス検知液という虫歯の部分だけが染まる特殊な液体を使い虫歯の広がりを確認しました。レントゲンで確認していたように外した土台の周りが青く染まり虫歯になっていましたので慎重に虫歯の部分だけを削っていきました。
こちらが虫歯を取り切った状態です。歯茎よりも深い位置にしか健全な歯は残っていませんし、その残っている歯もとても薄くなっています。またここまで虫歯が進んでいたので根の中の消毒も必要になりますが、このままでは消毒するお薬が歯の中から外にもれてしまいます。このような場合は「隔壁」と言って歯科用の特殊な樹脂を使って薄くなった歯の補強とお薬が漏れないようにするための処置を行います。
このように特殊な樹脂で薄くなった歯を厚くし、さらにお薬が歯の中から漏れないように歯茎よりも高い位置まで樹脂を盛り上げます。
最後は歯の中にお薬を入れて仮のふたをします。この後歯の消毒がしっかりできるまで消毒をしていき最終的に被せ物を再度作成します。
このように虫歯が深い位置までしかもかなり広範囲に進んでいた場合は抜歯になることも多いんですが、まつだミリー歯科ではなるべく歯を残せるように「隔壁」という処置を行い保存するようにしています。隔壁を作成したり、その後の根の中の消毒が必要なので治療回数は単純に抜歯をするよりもかかってしましますが、大事な歯を残したいという方にはこの治療法のご説明をして歯を抜かないような処置を行うようにしています。
虫歯の治療のことなどでお悩みのことがあればお気軽にご相談ください。
まつだミリー歯科 院長 松田
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